長友 初戦相手に「俺を止めてみろ」本田ばり強気発言

[ 2014年6月1日 05:30 ]

青空の下、ランニングする(左から)内田、森重、本田、長友ら日本代表イレブン

 日本代表は30日(日本時間31日)、米フロリダ州クリアウオーターで初練習を行い、暑熱対策や戦術確認を目的とした事前合宿が本格的にスタートした。DF長友佑都(27=インテル・ミラノ)は前回大会からの4年間で守備の人から超攻撃の人へと成長したことを激白。14日(日本時間15日)のW杯1次リーグ初戦で激突するコートジボワールを挑発するような強気な発言を連発させた。

 全身から危険な男のオーラを放っていた。気温32度、湿度55%。スコールが去った直後、常夏の太陽にむせ返るように蒸気が上るピッチ。冒頭15分のみ公開の練習はランニング中心。長友は「暑さ?それは気持ちの問題。むしろ最悪の環境の方が僕には有利。相手はバテるしね」と言い切った。それを実証するように、本田と競うように先頭を走った。

 4年間、セリエAでもまれ、自信は別人のように強大となった。「例えば4年前の僕は“守備で相手を止めて”を意識した。今は“相手が僕を止める”という状況。過信ではなく実際、僕をマークしないと相手は危険な状態になる」。長友は本田と行動を共にする時間が多く、互いに刺激し合っている。まるで本田の魂が宿ったようなビッグマウスの連続だった。

 インテル・ミラノでは対戦相手が自身の対策に苦心している。「セリエAでは僕を1対1にしてくれない。必ず2人がマークに来る。相手監督は終盤になると(自身と対じする)サイドバックを代えるようになった」。裏を返せば1対1になれば必ずクロスを上げる自信があるということ。「後はタイミングを極めれば1点取れる」。日本をたつ前には岡崎、本田とその感覚について入念に話し込んできた。

 守備の人から攻撃の人へ。特に進化したのがドリブル技術だ。「ボールが足から離れなくなった。タッチの柔らかさも追求しないと世界では通用しない。見て学ぶ、筋肉の細胞とも会話しながらね。眠っている才能に気付かされた」。昨季までの同僚でイタリア代表候補のFWカッサーノらの技術を、目を皿にして学び練習した。今季は5得点をマーク。以前、相手DFとの間合いは約2メートルだったが、約3メートルに広がったという。セリエAの猛者たちも長友の懐には飛び込めなくなった。

 10年6月、コートジボワールとはW杯南アフリカ大会直前に激突。0―2で完敗を喫した。それでも「僕が思うに前線は凄いけど守備ができる選手がいない。僕、内田、酒井宏のオーバーラップには付いて来られない」と挑発的に話した。俺が世界で最も危険な男だ。W杯初戦で激突するアフリカの雄も、世界一のサイドバックを目指す長友にとっては、自身の成長を示す絶好の“カモ”でしかない。

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