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湘南FW宮市剛、上々J2デビュー 初ゴールお預けも大器の片りん

[ 2014年5月31日 21:54 ]

J2第16節  湘南1―0東京V 

(5月31日 BMWス )
 湘南のFW宮市剛(18)が東京V戦で待望のJ2デビューを果たした。

 選出されていたU―19日本代表のUAE遠征をチーム事情のため前日に辞退。5試合ぶり今季3回目のベンチ入りで期待は高まっていたが、後半40分に途中出場すると、直後の41分にゴール前のこぼれ球を押し込んでいきなりゴールネットを揺らした。初ゴールかと思われたが、判定はオフサイド。だが、49分には、流れの中から抜け出してドリブルで駆け上がり、最後はゴール前で相手DFをかわして右足でシュートを放つなど、大器の片りんを見せつける上々のデビューとなった。

 U―22選抜の一員としてすでにJ3リーグには出場しているものの、「これがプロデビューだと思います」と振り返った宮市。デビューの瞬間、今季最多の1万2400人が入ったスタジアム全体から大拍手と剛コールが起きたが、緊張と集中のあまり全く聞こえなかったそうで、試合が終わってから先輩たちに「お前が入った時の声援すごかったなって言われて知りました」と恥ずかしそうにはにかんだ。「あとはもうちょっと長く出れるようにしたいです」。プレミアリーグのアーセナルに所属する兄・亮(21)とはタイプの違う身長1メートル86の大型ストライカー。19歳のバースデーの前日に、プロとしての第1歩を踏み出した。

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2014年5月31日のニュース