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W杯必勝祈って蹴鞠 下鴨神社、中田さんも伝統装束姿で登場

[ 2014年5月31日 17:36 ]

サッカーW杯日本代表の必勝を祈願した蹴鞠が催され、伝統装束姿で登場した元日本代表の中田英寿さん(右から2人目)=31日午後、京都市左京区の下鴨神社

 サッカーのワールドカップ(W杯)日本代表の必勝を祈願した蹴鞠が31日、京都市左京区の下鴨神社で催され、ゲストとして招かれた元日本代表の中田英寿さん(37)も烏帽子や水干などの伝統装束姿で登場した。

 鞠が地面に落ちないよう蹴る、平安時代の貴族が興じた蹴鞠を新春恒例行事にしている下鴨神社の祭神「八咫烏(やたがらす)」は日本サッカー協会のシンボルマーク。同神社によると、W杯に際して蹴鞠が奉納されたのは今回が初めて。蹴鞠保存会のメンバー8人の華麗な脚さばきを中田さんは真剣なまなざしで見つめ、蹴鞠には参加しなかった。中田さんは「神事を汚したくない」と話したという。

 2006年ドイツ大会まで3大会連続でW杯に出場した中田さんは後輩へ「これが日本のサッカーと言える形をより強く出していければいい」とエール。「勝つためには体力、技術が必要だが、その時の運も大事だと思う。その一端を担えれば」と祈願したという。

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