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ザック監督 手応え!ゲガから復帰トリオに「とても満足」

[ 2014年5月28日 08:00 ]

キプロス戦での選手達のパフォーマンスに及第点を与えたザッケローニ監督

国際親善試合 日本1―0キプロス

(5月27日 埼玉ス)
 ザッケローニ監督は自信が確信へと変わったようだった。鹿児島合宿では主に体力強化を行っただけに「スピードは足りなかった」と振り返りながらも、「それを判断力の速さで十分に補った」と言い切った。W杯での目標を聞かれると、具体的な数字こそ挙げなかったものの「私は良い成績を残せるという確信を持ってW杯に臨める」と満足げな表情を見せた。

 中でも指揮官が強調したのは、ケガから復帰したばかりの内田、長谷部、吉田の出来だった。いずれも45分間の出場にとどめたが「3人のパフォーマンスにはとても、とても満足している」と手放しで喜んだ。今後についても「この日は時間を限定したが、残り2つのテストマッチでは徐々に時間を延ばしていく」と明言した。3選手はザックジャパン発足以来、スタメンに名を連ねてきた主軸。不安要素が一気になくなったことで、W杯で活躍できるという手応えへと変わった。

 ザックジャパンの初戦は埼玉スタジアムでのアルゼンチン戦だった。世界屈指の強豪を破った一戦から4年。埼スタでのテストマッチを勝利で締めくくり、公式戦を含めた埼スタ無敗(6勝1分け)を守ってW杯へ向かう。「目標は6月14日に100%の状態で臨むこと」と1次リーグ初戦のコートジボワール戦に照準を合わせるイタリア人指揮官。「チームのレベルアップを目指し、私はその成長具合に合わせて(W杯での)目標を変える。どれほど良い結果を残せるかは、相手もあることなので分からない。でも私はこのチームに絶大な信頼を寄せている」とチームの躍進を声高らかに誓った。

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2014年5月28日のニュース