仮想ギリシャ、キプロス戦控え調整　ザック監督「修正点探りたい」

公式練習で、厳しい表情で選手を見詰めるザッケローニ監督

　サッカーのワールドカップ（Ｗ杯）ブラジル大会に出場する日本代表は２７日、埼玉スタジアムで壮行試合を兼ねて行われるキリン・チャレンジカップでキプロス代表と対戦する。ザッケローニ監督は２６日、公式練習後に試合会場で記者会見し「Ｗ杯までに修正すべき点を探りたい」と試合の位置付けを語った。

　一部公開された練習では選手はパスゲームで笑い声を上げるなどリラックスした雰囲気だった。全体練習の後には大久保（川崎）柿谷（Ｃ大阪）らがシュート練習に励んだ。右膝負傷の酒井高（シュツットガルト）は別メニューで調整した。

　国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）ランキングで日本は４７位。１３０位のキプロスはＷ杯に出場しないが大型選手が多く、日本が本大会の１次リーグで戦うギリシャを想定したゲームとなりそうだ。

　▼ザッケローニ日本代表監督の話　負荷の高い合宿の後で身体的なスピードがベストではないだろうが、判断力の速さで補ってほしい。（６人の）交代枠は使い切りたい。

　▼クリストドゥル・キプロス代表監督の話　日本はこれからも強くなる。お手本になる。試合では若手を起用したい。