澤　自身９度目で初Ｖ「自分としては納得いく大会ではなかった」

＜日本・オーストラリア＞バンエグモンド（右）と競り合う澤

女子アジア杯決勝 日本１―０オーストラリア

（5月25日 トンニャット・スタジアム（ホーチミン））
　ＭＦ澤が守備でアジア制覇に貢献した。

　ボランチとして後半２０分まで精力的にプレー。オーストラリアの高さと強さを、粘り強い守備で自由にさせなかった。自身９度目のアジア杯出場で初戴冠となり「自分としては納得いく大会ではなかったけど、チームとしてアジア頂点を獲得できたので目標は達成できた」と満面の笑み。ただ３５歳のベテランは「今週末からはなでしこリーグがある。休む時間はない。今度はチーム（ＩＮＡＣ神戸）のためにコンディションを整えたい」と早くも来年のＷ杯を見据え、次なる戦いに気持ちを切り替えた。

　▼オーストラリア・スタイチッチ監督　何度も好機をつくったが、不運にも得点できなかった。我々はとても若いチーム。来年のＷ杯に向け、日本や米国、ドイツのような強豪と戦えるように進歩させていきたい。