大久保「チームに慣れてきた」 後輩・香川とは“裸の付き合い”

[ 2014年5月23日 08:25 ]

明るい表情でボールを追う大久保(手前)と柿谷

 W杯日本代表は鹿児島・指宿合宿2日目の22日、2部練習を行った。FW大久保嘉人(31=川崎F)は日本人最多となるW杯3得点に意欲。90年W杯イタリア大会でイタリア代表に滑り込み、得点王に輝いたFWサルバトーレ・スキラッチ氏(49)からエールを送られ、活躍を誓った。

【日本代表メンバー 日程】

 鹿児島湾に沈む夕日を 背に大久保が、静かに口を開いた。合宿2日前の午後練習後。90年W杯得点王のスキラッチ氏からスポニチ本紙を通じてエールが届いたことを聞くと「スキラッチになろ」とつぶやいた。元イタリア代表FWの勇姿は映像で何度も見たことがあり、ゴール前への飛び込み方などプレーを参考にしたこともある。偉大な存在に認知されていることを知り、胸は躍った。

 スキラッチ氏は90年3月31日のスイス戦で国際Aマッチデビュー。同年6月に開幕したW杯で大会途中から不調のFWビアリに代わって先発に定着すると、7戦6得点で得点王に輝いた。大久保は国際Aマッチで54試合の出場経験があるとはいえ、今合宿が約2年3カ月ぶりの代表復帰。ザックジャパンでの試合出場は1試合しかなく、W杯直前招集で爆発したスキラッチ氏の再現をイメージする。日本人のW杯通算得点は稲本と本田の2点が最多。最多記録の更新も視野に入れている。

 この日はゲーム形式の練習で1トップや2列目など複数のポジションでプレー。フィジカル中心のハードメニューをこなし「チームにも慣れてきた。全然違和感はない。ブラジルに合わせてやっていこうというモチベーションがあるので、疲れてるけど前向きにできている」と前を向いた。練習後にはC大阪時代の06年から親交のある香川と一緒に温泉に漬かってリフレッシュ。長谷部、香川、柿谷らにいじられることで2日目にして完全にチームに溶け込んだ。

 ザッケローニ監督は大久保のフル活用を明言しており、27日の壮行試合キプロス戦(埼玉)で出場が濃厚。大久保は「普通にやれる自信はある。試合をやらないと分からない部分もあるので早くやりたい。たまっていたものをぶつけたい」と力を込めた。直前招集からW杯得点王へ。さらなるビッグサプライズを起こす青写真はできている。

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