【オシムの提言(2)】問題はGK…他国に比べ少し見劣り

[ 2014年5月13日 11:10 ]

ザックジャパンの守護神・川島

W杯日本代表発表

(5月12日)
 W杯日本代表メンバー23人について元日本代表監督のイビチャ・オシム氏(73)が分析した。

 守備は(戦術に定評のある)イタリア人の監督なのでそう心配してはいない。ディフェンスは組織プレーだから、これまでテストしてこなかった選手の抜てきは難しい。吉田と今野の選出は順当だ。森重は、吉田らのバックアップという位置づけ。DFは負傷の多いポジションだから、バックアップは大切だ。今野はサイドも守備的MFもできるポリバレント(多価値)な選手だ。こういう選手の存在により、選手交代の選択肢も増える。同じ意味で、伊野波も監督にはありがたいタイプだ。ところで、闘莉王への待望論があったと聞く。役に立つ選手だが、世界最高選手であるかのような態度が、イタリア人の気に入らなかったところかもしれない。これまで一度も招集されなかったのだから、むしろ選ばれた方が大事件だっただろう。

 問題はGKだ。川島、西川とも欧州の選手と比べると少し見劣りがする。技術的に大きな問題があるわけではないが、反応の速さや確実性で、もう少しレベルアップしたい。例えばキャッチングだ。危ない時にパンチングでクリアするのに躊躇(ちゅうちょ)してはならないが、ボールをキャッチできれば、味方の攻撃のスタートになる。キックの精度も同じ問題。GKは守備の最後の砦(とりで)であると同時に、攻撃の起点だ。これは短時間では解決しないが、今後の育成で重視したらどうか。W杯でどちらを起用するか、監督の決断次第だが、若い西川にもチャンスがあるのではないか。

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