香川 ボランチ先発で見せ場なく不発…プロ初のシーズン0点危機

[ 2014年5月8日 05:30 ]

ハル・シティー戦で攻め上がるマンチェスターUの香川(左)

 マンチェスター・ユナイテッドの日本代表MF香川真司(25)は6日、今季ホーム最終戦となったハル戦にボランチで先発し、フル出場した。後半途中からは2列目の左サイドに回ったが、3―1の勝利の中で得点に絡めなかった。11日に今季最終戦となる敵地のサウサンプトン戦を残すが、C大阪でプロデビューした07年以降、初のシーズン無得点危機が現実味を帯びてきた。

 苦悩の一年を象徴する今季ホーム最終戦となった。香川は「自分自身も驚きました」と振り返った。与えられたポジションは本来の攻撃的な2列目ではなく、中盤の底の守備的な位置だ。それでも「どんどん攻撃に絡んでいこうと考えてました」と前線にも飛び出したが、そんな思惑も空回りする。前半8分、同10分には積極的にシュートを放ったが、得点にはつながらなかった。

 3―1と快勝し、試合後は場内一周のセレモニーも行われた。サポーターに向け、気丈に手を叩いた香川だが、表情はさえない。「凄く苦しいシーズンでファンを失望させた」。この日は本職ではないボランチでスタートし、シーズンを通してもモイーズ前監督の下で十分な出場機会を得ることができなかったが、今季はいまだ無得点。残す試合は11日のサウサンプトン戦のみ。07年に当時J2だったC大阪でプロデビューして以来、初めてシーズン無得点で終わる危機に直面している。

 名門マンチェスターUの次代を担う若手とも明暗を分けた。ギグス暫定監督はこの日の先発に、いずれもリーグ戦初出場となる18歳のFWウィルソンと20歳のMFローレンスを抜てき。ウィルソンはいきなり2得点と活躍。一方の香川は地元紙の採点でも軒並み及第点止まり。マンチェスター・イブニング・ニュース紙は「出場と欠場を繰り返したが、この日のパフォーマンスも今季の出来のよう。印象を残せなかった」と厳しかった。

 後半途中から選手兼任のギグス監督がボランチに入り、香川は左サイドに回った。そのギグスにワンツーからシュートシーンをお膳立てしたが、現状ではそれが精いっぱい。「これからもサッカー人生は続く。今季の経験をどうやって糧にするか。W杯もあるし、それは自分次第」と香川。残り1戦、6月のW杯に勢いを付けるためにも“今季1号”が欲しい。

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