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バルサ、ビラノバ前監督葬儀に1500人出席 会長「謙虚で正直な人」

[ 2014年4月29日 13:10 ]

バルセロナ市内の大聖堂で執り行われたティト・ビラノバ前監督の葬儀に出席したバルセロナの選手

 25日にがんのため45歳で死去したスペイン・リーガエスパニョーラ、バルセロナのティト・ビラノバ前監督の葬儀が、バルセロナ市内の大聖堂で28日に行われた。葬儀にはビラノバ夫人、長女、長男ら家族や、バルセロナの現首脳陣、マルティーノ監督、所属選手ら約1500人が出席した。

 葬儀ではバルトメウ会長は「整然とし、謙虚で正直な人でした。常に正面から向かい、努力で乗り越えることに価値を見いだす人でした」とスピーチ。同クラブ下部組織からともにプレーし、昨季はアシスタントコーチとして、ビラノバ氏を補佐してリーグ制覇を達成したジョルディ・ロウラ氏は「バルサは彼の人生だった。常に僕らに彼が信じる唯一の‘イズム’は、バルセロニズムだと言っていた。常に自分に忠実で、謙虚だった。決して主役になるのは好まなかった。それは生まれついての性格だった」と故人をしのんだ。

 19歳の長女カルロタさんは父からもらった最高のアドバイスは「人生は悲しむには短すぎる」だったと語り、長男のアドリアさんはビラノバ氏への追悼と励ましに対して感謝を述べた。

 葬儀には昨季まで所属した元フランス代表DFアビダル(モナコ)、前テクニカル・ディレクターで現マンチェスター・シティー(イングランド)のフットボール・ディレクターを務めるチキ・ベギリスタイン氏、ユップ・ハインケス前バイエルン・ミュンヘン監督らの姿もあった。

 盟友でともに同クラブの黄金時代を築いたジョセップ・グアルディオラ元監督(現バイエルン・ミュンヘン監督)は、29日に欧州チャンピオンズリーグ準決勝第2戦レアル・マドリード戦を控えているため、葬儀には姿を見せなかった。

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