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豊田 25メートル先制弾「今はゴールが必要な時期」

[ 2014年4月27日 05:30 ]

<名古屋・鳥栖>前半、先制ゴールを決める鳥栖・豊田

J1第9節 鳥栖3―2名古屋

(4月26日 瑞穂陸)
 名古屋と対戦した鳥栖はFW豊田陽平(29)が得点ランク首位を守る今季7点目で3―2の勝利に貢献した。

 勝ちきる強さが頼もしい。2―2の後半ロスタイム。FW豊田の狙い澄ましたシュートはバーを叩いた。普通なら気落ちして流れが途切れるのに、鳥栖の足は止まらない。最後は途中出場の谷口が劇的な決勝弾。J1に昇格して、名古屋戦は5戦目で初勝利。エースは「本当は自分が決めなければいけなかった。でも、チームの成長は感じます」と頬を緩めた。

 2度追いつかれた激闘で、豊田自身はW杯への執念を示した。前半28分の先制ゴールは25メートルのミドルシュート。左クロスをゴールから遠いサイドで受けて右足を振り抜いた。「今はゴールが必要な時期。イメージしていることを表現できた」。得点王争いでトップを走る7点目に胸を張った。

 5月12日のW杯メンバー発表までおよそ2週間。できることは一つしかない。「(発表までの)目標ゴール数はあります。言いませんが…」。武骨な男がむき出しにした感情がまた頼もしい。

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2014年4月27日のニュース