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岡崎 今季14ゴール目!香川抜いて日本人最多

[ 2014年4月27日 05:30 ]

サッカー・ドイツ1部リーグのニュルンベルク戦で、先制点を決め喜ぶマインツの岡崎

 マインツの日本代表FW岡崎慎司(28)は26日、ホームのニュルンベルク戦に先発し、今季14点目をマークした。0―0の前半30分にFKを頭で決めた。欧州主要リーグでMF香川真司(25=マンチェスターU)がドルトムント時代の11~12年シーズンにマークした日本選手最多得点記録13を更新。2―0の勝利に貢献した。ニュルンベルクの日本代表MF清武弘嗣(24)もフル出場したが、無得点に終わった。

 日本人シーズン最多得点を更新したストライカーに、万雷の拍手が降り注いだ。14得点に到達し、後半45分に交代で退いた岡崎は軽くうなずき、控えめに歓声に応えた。

 「13点取ったなら14点いきたい。そういう気持ちだった。自分が生き残るためのゴール。それを続けてきて、記録に残ることがうれしい」

 その瞬間は前半30分に訪れた。ハーフウエーライン付近からガイスの左FKがエリア内で待ち構えていた岡崎に飛んでくる。ボールの軌道を見極め、首をひねりながら地面に叩きつけGKの逆を突き、ネットに突き刺した。3月15日のホッフェンハイム戦以来、今季2ゴール目となるヘディング弾。「利き足は頭」という名言を象徴するゴールは、香川が持つ欧州主要リーグの日本人シーズン最多得点13を更新する14点目だ。「うまくタイミングを合わせて決められた」という自慢の一撃で、日本サッカー界の歴史の1ページをめくった。

 日本代表では3月5日の親善試合ニュージーランド戦で国際Aマッチ38得点に到達。原博実(現日本協会専務理事)を抜いて歴代3位となり、1トップを担うマインツでも香川を超えて金字塔を打ち立てた。「記録は塗り替えられるものだけど、自分が塗り替える瞬間にいるというのはなかなかないこと。(MFの香川)真司を超えてFWとしての面目が立った」と笑い、充実感を漂わせた。岡崎の活躍は6月のW杯ブラジル大会で躍進を狙うザックジャパンにとって、最高の追い風となりそうだ。

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