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マンUモイーズ監督解任へ…残り4戦ギグスが暫定指揮と英紙報道

[ 2014年4月22日 05:30 ]

厳しい表情で試合を見つめるマンチェスターUのモイーズ監督

 日本代表MF香川真司(25)が所属するマンチェスター・ユナイテッドのデビッド・モイーズ監督(50)が解任されると21日、英主要各紙が一斉に報じた。就任1年目で無冠に終わり、19季ぶりに欧州CL出場権獲得を逃すなど、成績低迷でオーナー、クラブ首脳から信頼を失ったことが理由という。指揮官が交代すれば、香川の去就にも大きな影響を与えそうだ。

 名門の我慢もついに限界に達したようだ。21日、テレグラフなど英各紙が一斉にマンチェスターUがモイーズ監督を解任すると報道した。20日に同監督が昨季まで指揮を執ったエバートンに0―2で敗れて来季の欧州CL出場権を逃す5位以下が確定。成績不振の責任を取らされる形だ。

 モイーズ監督は、昨季まで27年にわたって指揮を執った名将ファーガソン前監督の後任として6年契約で就任したが、連覇を狙ったプレミアリーグで現在7位に低迷。欧州CL、FA杯、リーグ杯も既に敗退して今季無冠に終わった上に、18年連続で獲得していた欧州CL権を逃すという屈辱の結果に、批判が高まっていた。

 テレグラフ紙などによると、解任の理由はオーナーであるグレイザー家からの信頼を失ったためで、オーナーとウッドワード副社長が監督解任と後任人事について話し合っていると報道。今週中にも解任が正式発表される可能性があり、その場合は今季残り4試合をコーチ兼任のMFギグスが暫定で指揮を執る見通しという。後任にはギグスのほか、香川の古巣ドルトムントのクロップ監督、パリSGのブラン監督、Aマドリードのシメオネ監督らの名前が挙がっている。

 指揮官交代は、モイーズ体制では冷遇されてきた香川の去就に大きな影響を与えることは必至。欧州メディアでは今夏の移籍の可能性が数多く報じられてきたが、次の監督が誰になるかで日本のエースの運命が左右されそうだ。

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2014年4月22日のニュース