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同点、逆転弾のFW斎藤学 最終節も「全力で勝ちにいきます」

[ 2014年4月15日 21:43 ]

<横浜・全北>後半、勝ち越しゴールを決め、ガッツポーズする横浜・斎藤

ACL1次リーグG組 横浜2―1全北

(4月15日 日産ス)
 崖っぷちの横浜に勝利を、そして決勝トーナメント進出に向け大きな希望をもたらす2ゴール。だが、FWとして最高の仕事をやり遂げた斎藤学(24)の顔に笑みはなかった。

 「うれしいですけど…。個人的には内容が良くなかったし、勝利に貢献できるプレーをもっとしないといけない」とまずは反省の弁。そして、「点を取れたことは良かったです」と静かに振り返った。

 勝たなければいけない試合だった。第4戦を終えた時点で横浜の勝ち点は4。引き分け以下なら、他会場の結果しだいで今節での1次リーグ敗退が決定してしまうという土俵際だった。そして前半7分に失点…。斎藤が後半19分、20分と立て続けに決めたともにスーパーな2ゴールは、まさに横浜を救うゴールだった。

 劇的な勝利でG組は全4チームが勝ち点7で並ぶという大混戦になった。だが、「苦しいアジアの戦いの中で最終戦まで望みをつなぐことができたのは大きい。全力で勝ちにいきます」と言い切る。

 22日の最終節、アウェーで対戦する広州恒大(中国)は昨季王者の強豪。3月12日のホームでの試合は1―1で引き分けているが、得失点差で4位に位置する横浜にとっては王者撃破とともに得点をより多く挙げることも要求される。「強い相手にもマリノスのサッカーをして、何とか勝ち点3を持って帰って来たいと思います」と斎藤。3月23日にはかねて交際していた一般女性と婚姻届を提出し、生涯の伴侶を得た。そして、5月12日には目標であるワールドカップ(W杯)ブラジル大会のメンバー発表も控えている。結婚、そしてW杯でのメンバー入り。最高の1年に更なる彩りを加えるためにも、まずはACLの決勝トーナメント進出を自力でつかみ取る。

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2014年4月15日のニュース