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柿谷 W杯への思い激白「どんだけ言われてもブレない」

[ 2014年4月14日 09:01 ]

W杯への思いを激白した柿谷。逆境を乗り越えることを誓った

 ドロー決着となった大阪ダービーから一夜明け、C大阪の日本代表FW柿谷曜一朗(24)が13日、大阪市此花区のクラブハウスで報道陣のインタビューに応じた。昨季は通算21得点を挙げたものの、今季は開幕から7試合連続無得点。いまだ不発と沈黙を続ける中で、自身の現状、そしてメンバー選出が有力視されるW杯ブラジル大会に向けて思いを語った。

 開幕から約1カ月半が経った。いまだ柿谷がリーグで無得点という結果は、シーズン前に誰も想像できなかっただろう。本人は、言葉を選びながらゆっくりと現在の思いを口にした。

 「昨年は、思っていたよりも苦しくないシーズンやった。今季は(開幕前から)しんどいシーズンになるやろなと思ってて、その通りになった。でも、だからこそやりがいがある。どんだけ言われてもブレずに、自分に勝っていかないと大きくなれへん」

 日本代表としては、3月のニュージーランド戦に向けた合宿は体調不良で不参加。4月の候補合宿は招集されなかった。

 「(候補合宿は)Jリーグで結果を出してるメンバーがそろってた。いいFWがいっぱいいたし、誰が出ても(W杯で)いいパフォーマンスを出せると思う。ただ、やるからにはやっぱり一番で出たいという気持ちがある。気持ちがあるだけじゃ誰も認めてくれへんと思うから、チームで目に見える結果をしっかり出したいなと思う」

 C大阪の背番号8、そしてメンバー選出が有力視される日本代表の1トップとして。計り知れない重圧は、ときに背中を押す見えない力となる。

 「緊張して足が重くなったり身体が思うように動かなくなることもある。ただ、それが力になってゴールできることもある。プレッシャーで身体は緊張したりはするけど、でも、それは身体にとって良い緊張だと思う。プレッシャーを力に変えてやっていきたい」

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2014年4月14日のニュース