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W杯競技場は建設遅れ…巨額予算に反発のデモも

[ 2014年4月13日 05:30 ]

 サッカーW杯ブラジル大会では、会場の建設遅れも問題になっている。その一つで、北部アマゾン川流域のマナウスにある「アリーナ・アマゾニア」は先月10日落成。もともとは昨年12月の完成を目指していたが、建設中に作業員の事故死が相次ぎ、安全面が確保されていないとしてストライキも起きるなど作業日程が大幅にずれ込んだ。一応完成したものの一部はまだ工事中。南部のパラナ州クリチバにある「バイシャダ・アリーナ」は、建設が大幅に遅れ、国際サッカー連盟が開催会場から除外を一時検討。来月中旬の完成を目指す。

 大会予算は110億ドル(約1兆1000億円)と推計。W杯史上最大の巨額が投じられ、国民は強く反発も。昨年6月のコンフェデレーションズ杯開催中に、W杯開催中止などを求め80都市以上で計100万人が参加した大規模デモも発生した。

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2014年4月13日のニュース