×

フォルラン“ダービー男”だ!大一番でのゴール誓う

[ 2014年4月12日 05:30 ]

大阪ダービー向けてミニゲームで軽快な動きを見せるフォルラン

 2年ぶりの大阪ダービーは12日午後2時にヤンマースタジアム長居でキックオフ。ホームのC大阪は11日、大阪市此花区で最終調整を行った。ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(34)はトップ下での先発出場が濃厚。マンチェスターUやAマドリードなど過去に在籍したクラブでは、地元が熱狂するライバル対決で数多くの得点を挙げた“ダービー男”であることを明かし、4万人超えが確実視される大一番での爆発を誓った。

 黙々と居残り練習に励む姿があった。全体メニューを終えた後、フォルランがGK武田らとともにゴールへと向かう。グルイッチコーチにパス出しを手伝ってもらい、約20分間にわたるシュート特訓を敢行。1対1からミドルまでフィニッシュにこだわり、初体験の大阪ダービーへやるべきことはやりきった。

 「ダービーというのはいつも素晴らしいゲームになるし、気持ちも乗ってくる。(過去のダービーで)個人的にも、試合を決めるゴールを数多く決めてきたし、勝った試合の方が多いんだ」

 アルゼンチンのインディペンディエンテでは、同地区を本拠とするラシンとの「クラシコ・デ・アベジャネダ」を戦ってきた。その後はマンチェスターにマドリード、バレンシア、ミラノといった世界有数のダービーマッチを経験し「すごくいいイメージがあるよ」と言う。Aマドリード時代の09~10年シーズンにはRマドリードとの2試合で2得点したこともある。

 ここまでリーグ6試合を終えて1得点。まだ本領発揮とはいかないが、この日は主力組のトップ下に入り好連係を披露した。さらに8日のオフにはパース夫人らと初めての京都観光に出かけ金閣寺と清水寺を訪問。「すごく満足できたよ」。世界遺産にも登録される寺社を訪れ、精神面のリフレッシュも完了した。

 2年ぶりの大阪ダービー。過去のリーグ戦の対戦は9勝3分け18敗で、公式戦通算でも38試合で12勝5分け21敗と大きく負け越している。だが、C大阪は昨季J1で4位と躍進。そして今季はフォルランが加わった。「サポーターにとっても特別な試合になる。ゴールにつながるプレーがしたい」。チケットはすでに完売。W杯MVPにも輝いたダービー男が、4万人超えの観衆を熱狂させる。

続きを表示

2014年4月12日のニュース