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アトレチコ、40季ぶり4強 チーム一丸でバルサ撃破「限界はない」

[ 2014年4月10日 11:52 ]

<Aマドリード1―0バルセロナ>ベスト4進出に喜ぶAマドリードの選手たち

欧州CL準々決勝第2戦 アトレティコ・マドリード1―0バルセロナ

(4月9日 マドリード)
 アトレチコ・マドリードが強敵バルセロナを1点差で振り切り、前身の欧州チャンピオンズカップで準優勝した1973~74年シーズン以来、40季ぶりのベスト4進出を果たした。

 歴史の重い扉を開いたシメオネ監督は「最大のライバルの一つを倒せてうれしい。選手たちをたたえたい」と喜んだ。

 エースのディエゴ・コスタを第1戦の負傷で欠きながら序盤から猛攻を仕掛け、前半5分FWビジャの左クロスを右のMFアドリアンが頭で折り返しに、MFコケが決めて先制。その後もビジャがゴール枠に当たるシュートを2度放つなど、前半は押し気味のまま折り返した。

 後半は監督が「うちの選手は全員が最大限の力を出してくれる」と語る通り、激しい寄せと球際でのしつこさでFWメッシ、FWネイマールらを完全に抑えた。今季4度の対戦で引き分けていたバルセロナ相手に、高い集中力を保つとそのまま完封勝利。バルセロナのDFアウベスも「アトレティコが突破にふさわしかった」と完敗を認めた。

 スペインの2強、レアル・マドリードとバルセロナのような華麗さはないが、勝負強さで下馬評を覆してリーグ戦も首位に立つ。コケは「全員の働きぶりも、40季ぶりの4強入りもすごい。このチームに限界はない」と胸を張った。

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