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豊田 トップタイ今季5得点!J1通算50点目

[ 2014年4月7日 09:00 ]

<FC東京・鳥栖>後半、ゴールを決めた鳥栖・豊田。左はFC東京・高橋

サッカー J1第6節 鳥栖1―2FC東京

(4月6日 味スタ)
 唯一の決定機をものにした。後半40分、鳥栖の豊田はゴール前のこぼれ球を右足で蹴り込んだ。J1通算50点目。前節G大阪戦もシュート1本で1得点しており、驚異の決定率で今季5得点となった。

 「あまりチャンスに絡めなかったけど、来たらものにする意識は常に持っていた。しっかり反応できた」。敗戦の悔しさで表情は浮かないが、自分の仕事に対する誇りはにじませた。「こぼれ球を予測していたのか」との質問には「予測というよりどういう状況になってもいいように常に準備している」と反論した。

 言葉通りゴールを奪うため最適なポジションを探り続けた。クロスが上がる直前、ファーサイドに逃げる。DFの視野から消え、自身はボールとDFを見られる位置。そこから動き直しボールを待つ。得点の場面も金民友が左サイドから進入したのを見て逆サイドに入り込んだ。巧みな位置取りが生んだ1点と言える。その作業をサボらず続けるのが豊田の強みだ。

 W杯本番でも、日本に巡ってくる決定機は多くないだろう。少ない可能性にかけて抜かりなく準備できるFWが必要となる。豊田がその条件を満たしていることは間違いない。

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2014年4月7日のニュース