×

G大阪 深刻決定力不足…16位転落 痛い宇佐美の離脱

[ 2014年4月7日 05:30 ]

<G大阪・鹿島>後半38分、ゴールを決めたカイオ(左)は遠藤を横目に喜びを爆発させる

サッカー J1第6節 G大阪0―2鹿島

(4月6日 万博)
 見飽きたといっていい光景が、またも繰り返された。G大阪が首位の鹿島に0―2で敗れ、リーグ戦連敗。順位も降格圏の16位にまで転落した。

 公式戦3連続の完封負け。リーグ戦6試合で4度目、ナビスコ杯も含めて8試合で5度目の無得点の惨状。J2だった昨季に出場18試合で19得点したエース宇佐美をケガで欠く中、長谷川監督は「完敗だったと思います」と言葉を絞り出すのが精いっぱいだった。

 前半38分に先制点を献上すると、反撃に転じた後半にも逆襲から2点目を奪われる前節の鳥栖戦同様、最悪の展開。DF岩下は「同じようなやられ方をしているし、点が入りそうな気配がない。このまま、ただ試合を重ねていてはいけない」と危機感をあらわにした。

 効果的なパス回しができずシュート数も鹿島の17本に対し6本。MF遠藤は「どの順位でも危機感は持っている。パスは受け手が重要。ウチにはいい出し手が多くいるけど、受け手がいいところにいないと意味がない」と厳しい口調で選手への“意識改革”を促した。

 これで公式戦は335分ノーゴール。得点力不足が深刻な中、次節12日はC大阪との2年ぶり「大阪ダービー」が待つ。宿敵との一戦が浮上のきっかけになることを期待するしかない。

続きを表示

2014年4月7日のニュース