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フォルラン 日本に助言 W杯「まずは1次L突破を意識」

[ 2014年4月4日 07:28 ]

報道陣のインタビューに応じたC大阪のフォルラン

 W杯南アフリカ大会でMVPと得点王に輝き、今季からC大阪に加入したウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(34)が、大阪市此花区で報道陣のインタビューに応じた。チーム初合流から約1カ月半が経ち、チームメートやJリーグへの理解も深まってきた。過去に積み重ねてきた経験や、今年6月に迫ったW杯ブラジル大会への抱負や日本代表についても語った。

 ――チーム初合流から約1カ月半が経ちました。

 時間が経つにつれて、自然となじんできているよ。みんなと分け隔てなく話をしているし、もっとみんなの事を知りたいと思っているよ。

 ――Jリーグの印象、そして改善すべき点は?

 すべてにおいて、いい印象だね。世界的に見ても、これだけ子どもや女性が来れるスタジアムはない。これは日本が持っている最高のものなんじゃないかな。(改善点は)強いて挙げるとすれば、欧州の場合はピッチを試合前に濡らすことで、ボールスピードが上がりスピーディーな展開になる。(日本での)試合を見ていて、予想以上にボールが転がらず選手が止まる時があるし、そこは考えていいのかな。

 ――話は変わるが、これまでで最も凄いと思ったプレーヤーは?

 マンチェスターUで一緒にプレーしたポール・スコールズ。この選手は凄いなと思った。素晴らしいシュート技術を持っていて、前線で出場しても、中盤で出場してもゴールも決められる選手だった。

 ――今回のW杯ブラジル大会への思いは?

 前回大会(4位)では、代表のために戦うという雰囲気がチームにあった。チーム全体の動きがいい中で、自分が生かされることができたんだと思っている。(ブラジルに向けては)まずは自分のチームでのプレーを大事にしたい。

 ――日本代表がW杯で勝ち進むためには?

 日本代表には経験と技術を持った選手がいる。ただ、日本だけじゃなくウルグアイやほかの国に対しても言えることだけど、W杯では、まずは1次リーグ突破を意識して戦うことが大事になる。1次リーグを突破して決勝トーナメントに入ることができれば、あとは一発勝負が続く。そこからは一戦一戦やっていくだけだよ。

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2014年4月4日のニュース