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広島の“絶好調男”塩谷 代表初選出で「ポスト内田」候補に指名

[ 2014年4月4日 05:30 ]

豪快な攻め上がりが持ち味の広島DF塩谷

日本代表候補合宿メンバー発表

 広島の“絶好調男”DF塩谷司(25)が「ポスト内田」候補に指名された。年代別を含めても代表に縁のなかった男が、W杯を目前にして日本代表候補に初選出。「トップレベルが集まる練習、試合で多くのことを学び楽しんできたい。短い期間ですがアピールできるよう頑張りたい」と抱負を口にした。

 広島では3バックの右が本職。だが、日本協会の原専務理事は「試合中のポジションは右サイドバックに近い。代表のやり方でやらせた時、サイドバックの適性も見られるかもしれない」と話した。右太腿の負傷でリハビリ中の内田が万全の状態でW杯に臨めるか、現段階では不透明。センターバックの吉田も左膝の負傷で離脱している。塩谷がセンターバックに加え、サイドもこなせれば一気に救世主となり得る可能性を秘めている。

 初めての日本代表候補選出とはいえ、今季の活躍をみれば順当だ。リーグ戦5試合3得点、ACLでも4戦2発と得点力は圧巻、うち3点が決勝点と勝負強い。12年まで在籍したJ2水戸の柱谷監督は早くから「代表に行ける」とその才能にほれ込んでいた。広島の森保監督も「どこまで伸びていくのか」とその急成長ぶりに舌を巻く。

 右足から繰り出す弾丸のようなFKは強烈そのもの。また「外国人とやり合うのは好き」という精神力も国際舞台向きだ。サポーターからポジションは「DFW」と言われる金髪の大器が他のポジションに比べれば、層の薄いザックジャパンの“DF戦線”に躍り出てきた。

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2014年4月4日のニュース