李忠成“帰ってきた”浦和サポに感謝弾!声援を力にダービー制す

[ 2014年4月3日 05:30 ]

<浦和・大宮>後半、浦和・青木がゴールを決め李(右)らサポーターと共に大喜び

 ナビスコ杯予選リーグ第2節6試合が行われ、B組4位の浦和は大宮に2―1で競り勝った。前半16分にサウサンプトンから加入したFW李忠成(28)が移籍後初ゴールとなる先制点をマーク。同30分に追いつかれたが後半42分に青木拓矢(24)のゴールで勝ち越した。差別的横断幕問題により3月23日のリーグ戦清水戦で無観客試合の処分を受けた後、初となるホーム公式戦でサポーターに勝利を届けた。

【試合結果 順位表】

 サウサンプトンから加入した李が復活ののろしを上げた。前半16分、左クロスを関口が胸で落とし、中央の李に渡る。GKの位置を見極め左足で流し込んだ。「点を取らないとプレッシャーになって焦ってくる。調子が上がっていたし、うれしい。きょうで1歩目です」。公式戦7試合目での初ゴールで先制すると、1―1の後半42分にはMF青木の決勝ゴールをアシスト。試合後は会場から忠成コールが湧き起こり「FWなので活躍しないとコールは起きない。1試合でも多くこういう試合をしたい」と笑った。

 思いの丈をぶつけた。3月8日の鳥栖とのリーグ戦で、一部サポーターが「JAPANESE ONLY」という差別的横断幕を掲げ、同23日の清水戦は前代未聞の無観客試合処分。複数の韓国メディアは横断幕の文言について、在日韓国人4世で日本国籍を取得した李を狙い撃ちしたと指摘していた。無観客試合後初となるホーム公式戦。横断幕掲出は禁止となったままで、応援席から太鼓も拡声器も聞こえてこない。しかし、真っ赤に染まったゴール裏手からは拍子と声をからして応援する“日常”が戻っていた。「きょうはサポーターの後押しがあった。勝った喜びを共有することができた」。熱烈な声援を力に変えた。

 代表復帰への猛アピールにもなった。11年アジア杯決勝のオーストラリア戦でザックジャパンを優勝に導くボレー弾を決めたが、12年2月を最後に代表招集はない。サウサンプトンでは2シーズンでリーグ戦出場はゼロ。出場機会を求めて選択した新天地で、まずは1ゴールを決めた。「代表は代表。浦和で結果を出さないといけない」。得点に飢えた闘魂派FWが、ゴール量産態勢に入った。

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