C大阪“不屈ドロー”DFリーダー山下がヘッド2発でチーム救う

[ 2014年4月3日 05:30 ]

<C大阪―ブリラム>後半、同点のヘディングシュートを決めるC大阪・山下(左)

 守備職人のヘッドで大きな勝ち点1を拾った。ACL1次リーグE組のC大阪はアウェーでブリラム(タイ)と2―2で引き分けた。2点リードを許した後半20、43分にDF山下達也(26)が2発。グループ3位ながら、勝ち点5で山東魯能(中国)に追いついた。次戦は16日に浦項(韓国)とホームで激突する。

【試合結果 E組順位表】

 試合終了のホイッスルが鳴り響くと、ピッチに倒れ込む選手が相次いだ。噴き出す汗が止まらない気温33度の中での消耗戦。過酷な敵地で前半に2点のリードを許したC大阪が、後半に盛り返し土壇場で引き分けに持ち込んだ。チームを救ったのは、いまや代表入りの期待が高まるまでに成長した山下だ。

 「(得点は)マーク自体がルーズやった。(チームで)ハーフタイムに“暑いけどやるしかない”って話をしてたんで」

 後半20分に南野が蹴った右CKに対してファーサイドから飛び込み、頭で叩きつけて1点差に迫る。そして敗色濃厚かと思われた同43分、右サイドから酒本が蹴ったFKに再び頭で反応。高い打点で合わせたボールはバーに当たって下に落ち、これが主審によってゴールインと認められ同点弾となった。

 負け試合のような展開だった。肌にまとわりつく熱気とアウェー特有の雰囲気に飲み込まれ、序盤から防戦一方。先制点はDF丸橋、2失点目はGK金鎮鉉(キムジンヒョン)のミスが絡みリードを広げられ、ウルグアイ代表FWフォルランを欠く攻撃陣もパスやシュートでミスが相次ぐ。試合中に何度も激昂したポポヴィッチ監督が「もし5人を交代させていいというルールなら(ハーフタイムに)私は5人を代えていた」と振り返ったほどだった。

 その状況下だっただけに、決勝トーナメントへと望みをつなぐ山下の2発には価値があった。守備でも身体を張ったDFリーダーに、指揮官は「ヤマ(山下)が魂のこもったプレーを見せてくれた。きょう、メンタルの部分で足りなかった選手はヤマを見習わなければならない」と賛辞を惜しまなかった。

 グループ3位は変わらずも、ドローに持ち込んだことで勝ち点では2位山東魯能に追いついた。16日にホームで迎える次戦は、首位に立った浦項との一戦。「(浦項とは)アウェーでいい試合(引き分け)ができたんで。次はホームらしいサッカーをしたい」と山下。大量の汗を流してつかんだ勝ち点1を無駄にするわけにはいかない。

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2014年4月3日のニュース