リトルなでしこ南米王者撃破4発!さあ“姉”に続く世界一に王手

[ 2014年4月2日 05:30 ]

〈日本・ベネズエラ〉後半、チーム4点目となるPKを決める杉田

U―17女子W杯・準決勝 日本4―1ベネズエラ

(3月31日 コスタリカ・リベリア)
 “リトルなでしこ”が世界一に王手をかけた。U―17女子W杯は31日、コスタリカのリベリアで準決勝が行われ、日本は南米王者ベネズエラに4―1で快勝した。前半13分にMF長野風花(15=浦和)が先制点を挙げ、安定した試合運びで2大会ぶりに決勝進出を果たした。日本は初優勝を懸け、4日午後5時(日本時間5日午前8時)にスペインと対戦する。

 長野の一撃が、決勝への扉をこじ開けた。前半13分、中央へ走り込むと、小林のパスにダイレクトで右足を振り抜いた。約25メートルの距離から低い弾道のミドルはゴール左に吸い込まれ、先制点がうれしい今大会初得点。「まだ点が決まっていなかったので、強い気持ちでシュートを打った」。前日に練習していたシュートで勝利をたぐり寄せ、喜びを爆発させた。

 15歳のボランチが口火を切ると、ゴールラッシュが続いた。33分に市瀬が右FKに詰めて追加点。主導権を握ると後半7分に小林、18分に杉田がPKでダメ押し弾。終了間際に今大会5試合目で初の失点を喫したものの、攻守のかみ合った圧巻の内容。日本の女性指揮官として初めて臨む年代別W杯で快進撃を続ける高倉監督は「緊張のある中で、自信を持って最後までプレーしてくれたのが良かった。集中して戦わせることができた」と手応えを口にした。

 10年のトリニダード・トバゴ大会以来、2大会ぶりの決勝進出となった。当時のメンバーは現INAC神戸のFW京川、MF田中陽にFW田中美(日テレ)、MF猶本(浦和)ら将来を担うタレントがそろいながら、決勝で韓国にPK戦で4―5で敗れた。悔し涙を流した先輩たちのリベンジを果たす舞台は整った。

 決勝はスペインと対戦する。1次リーグで2―0と快勝しているが、今大会5試合で唯一、ボール支配率で上回られた難敵。小林は「決勝までコンディションを整えて優勝したい」と意気込みを口にし、長野も「ここまで来たら絶対に負ける気はない。勝って世界一になる」ときっぱり。11年女子W杯で世界一に輝いたフル代表に続き、リトルなでしこが新たな歴史の1ページを刻む。

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