香川　２得点に絡みモイーズ監督から絶賛「チャンス生み出せる」

アストンビラ戦で果敢に攻め込むマンチェスターＵの香川

プレミアリーグ マンチェスターＵ４―１アストンビラ

（3月29日）
　２９日のアストンビラ戦で、今季初アシストを決めるなど２得点に絡んだマンチェスターＵのＭＦ香川が着実に評価を高めた。ここまで、香川になかなか出場機会を与えなかったモイーズ監督も「良いパスでチャンスを生み出せる選手」と素直に称えた。

　完全復活を予感させるプレーだった。左ＭＦで２試合ぶりに先発すると前半２０分、正確な右足クロスをルーニーの頭に合わせ同点弾をお膳立て。「ルーニーがガラ空きだった。結果を残せて良かった」と、昨年４月以来、約１１カ月ぶりのアシストを記録すると、前半４４分にもマタへのスルーパスでＰＫを誘発した。

　香川には英国メディアもこぞって高評価を与えた。３０日付のサンデー・テレグラフ紙はマタと並びチーム最高得点となる８点。デーリー・メール（電子版）は７・５点を付け「前半は豊かな才能が光った。バイエルンＭ戦の先発につながるはずだ」と、４月１日にホームで行われる次戦、欧州ＣＬ準々決勝第１戦での出場に期待した。それでも香川は「ゴールできなかったことは残念」と、反省の弁。次こそは今季初得点を決めるつもりだ。