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W杯諦めん!!ハーフナー 欧州日本人初の2年連続2桁弾

[ 2014年3月31日 05:30 ]

ヘーレンフェイン戦の前半、先制ゴールを決め喜ぶフィテッセのハーフナー

オランダリーグ フィテッセ2―2ヘーレンフェーン

(3月29日)
 痛みを押してゴール前に飛び込んだ。ハプニングは3分前。前半28分、フィテッセのFWハーフナーはゴール前でヘディングし、着地した時に右足首を痛めた。しかし、31分だ。右サイドからのグラウンダーのクロスに、左サイドからスライディング。そして、左足で決めた。「痛かったですけど、点を取れて良かった」。腫れがひどくて、前半で交代せざるを得ないほどのケガだったが、それでも執念で押し込んだ。

 8日のNAC戦以来、3試合ぶりの1発は今季10得点目。昨季は11得点しており、欧州主要リーグでプレーした日本人では史上初の2年連続2桁得点となった。しかし、「あんなに外してよく到達したと思う。今年の最低ラインだと思っていたので、到達できたのは良かった」としながらも、「前半戦で越えられた壁だったし、2桁取るより、得点ランキングで自分の名前が上の方にいたい」と、満足感はない。現在、得点ランクはこの日対戦したヘーレンフェーンFWで首位のフィンボガソンから15点離された13位。自身の立ち位置を知っているからこそ、喜びに浸ることはない。

 ただ、コンスタントに結果を残していることは間違いない。昨年10月にセルビアなどと対戦した東欧遠征以来、日本代表からは遠ざかっているが、W杯メンバー入りも期待される。出場選手発表までの代表戦はすべて終了しているため、所属クラブでの活躍以外にザッケローニ監督にアピールする方法はないが、「残り4試合かな?なるべく多く点が取れればいい。(ケガは)自力で何とかします。いけるんですよ。何だかんだ言って」と強行出場も辞さない構え。ブラジル切符をたぐり寄せるために、とにかくネットを揺らし続ける。

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2014年3月31日のニュース