大ケガから１年…札幌ＭＦ古田がメンバー入り「幸せ」

ミニゲームで松本（右）と競り合う古田

　Ｊ２札幌は２２日に札幌ドームで北九州を迎え撃つ。２１日は札幌・宮の沢でミニゲームなどを行い調整。ＭＦ古田寛幸（２２）が今季初のメンバー入りを果たした。出場すれば、左膝外側半月板損傷を負った昨年３月３１日のＧ大阪戦（札幌ドーム）以来１年ぶり。途中出場が濃厚だが「久しぶりのドーム。ピッチに立てるのが幸せ」と気持ちを高ぶらせた。

　紆余（うよ）曲折を経ての復帰だ。昨季終盤に全体練習に合流したが、コンディションが上がらず試合には出られなかった。オフは膝周りの筋肉を鍛え、万全を期してキャンプに入ったが、２月に再び同箇所を痛めた。焦る気持ちを抑え、１７日の道教育大岩見沢との練習試合から復帰。「不安はない。自信を持ってやれる」と言い切った。

　北九州とは過去４勝２分けと無敗。それでも２分けはいずれもスコアレスドローで、札幌ドーム開催だった。今回も相手は引いて守ってくることが予想されるだけに、ジョーカー役として期待がかかる。「チームを盛り上げて、しっかりと貢献したい」。今季ホーム初勝利へ、復帰した背番号１５がキーマンとなる。