×

フォルラン 鹿島戦へ“強力援軍”母&姉来日で心身充実!

[ 2014年3月22日 05:30 ]

姉のアレハンドラさん(中央)、パース夫人(右)と笑顔のC大阪FWフォルラン(左)

 C大阪は21日、大阪市此花区でJ1第4節の鹿島戦(23日、カシマ)に向けて調整。FWディエゴ・フォルラン(34)は、早朝に母国ウルグアイから来日した母・ピラールさんと姉・アレハンドラさんが見守る中でキレのある動きを披露した。愛する家族との再会を果たし、モチベーションが上がったW杯得点王に、リーグ初得点の予感が漂ってきた。

 フォルランの表情が一変した。午前10時30分スタートの練習にやってきたゲストは、ウルグアイから長旅を経て、早朝に来日したばかりの母・ピラールさんと5歳離れた姉・アレハンドラさんだった。

 「家族に会えてうれしいよ。きずなの強い家族だからね」。練習中ながら2人に向けて手を振ると、その後の動きひとつひとつに充実感をみなぎらせた。

 車いす姿のアレハンドラさんは、ウルグアイ代表FWにとって常にモチベーションの源だった。17歳の時に交通事故で下半身不随となった姉を支えるため、弟ディエゴはプロのサッカー選手になった。W杯得点王を獲得するなど世界的なプレーヤーとなってからも、追求してきたのは金銭ではなく家族の幸せだった。

 4月下旬まで滞在する2人は、2日後のアウェー鹿島戦もスタジアムで観戦するという。となれば期待されるのが、リーグ戦初ゴールだ。18日のACL1次リーグ・ブリラム戦で来日初得点をマークするなど状態は上がってきているが、最前線に入ってプレーしたこの日の紅白戦ではさらにキレが増し、初ゴールへの期待が膨らんだ。

 「難しいゲームになるだろう」と3連勝中の相手をリスペクトする一方で、心身ともに充実感を漂わせた背番号10。真の実力を示す時がやって来た。

続きを表示

2014年3月22日のニュース