ＦＩＦＡが完成強調　Ｗ杯の開幕戦会場建設で

　国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）のバルク事務局長は２１日、スイスのチューリヒで開かれた理事会後の記者会見で、６月のワールドカップ（Ｗ杯）ブラジル大会開幕戦会場で建設が遅れているサンパウロの競技場について大会までに完成することを強調した。

　「財政面の問題は解決したと確認した。開幕戦は決勝と同様にチケットが完売し、報道陣も殺到する試合。施設が完成するように念を押した」と話した。

　ブラッター会長は英メディアが報じた２０１８、２２年の両Ｗ杯開催を決めた１０年の理事会に絡む不正疑惑について「倫理委員会の調査分門が調査を進めている。報告を待ちたい」と話すにとどめた。また、理事会では１３年の決算が約７２００万ドル（約７３億円）の黒字だったことも発表された。（共同）