またまた塩谷が千金弾！広島　昨季準Ｖに競り勝ち初勝利

ＦＣソウル戦の後半、勝ち越しゴールを決め、喜ぶ広島・塩谷

ＡＣＬ１次リーグＦ組 広島２―１ＦＣソウル

（3月19日 Ｅスタ）
　Ｆ組の広島は１９日、ホームでＦＣソウル（韓国）を２―１で下して今大会初勝利を挙げ、通算１勝１分け１敗の勝ち点４とした。１―１の後半３３分、ＤＦ塩谷司（２５）が決勝点を奪って昨年大会準優勝の強豪に競り勝った。
【試合結果 Ｆ組順位表】

　Ｊ王者の広島が貴重な勝ち点３を手にした。立役者はまたしても塩谷だった。１―１の後半３３分、高萩のパスを受けると「ＧＫが倒れるのが早かったので浮かせれば入ると思った」と胸を張る技あり弾。Ｊ１第１、２節に続き、公式戦４勝中３度目の決勝弾となった。

　今季から「目立つかなと思って」髪を金色に染めた。不調になれば黒に戻すつもりだが、金髪のまま千金弾が続いている。ＡＣＬは自身９試合目で初勝利。「サポーターも自分も悔しい思いをしてきた。長かった」と安どの表情を浮かべた。

　アクシデントも吹き飛ばした。自身の得点で逆転勝ちしたＪ１第２節の川崎Ｆ戦は、スポーツ賭博市場での異常なオッズ変動があったため“八百長調査”を受けた。それでも目の前の一戦に集中して結果を出した。

　出場３回目で初めて前半戦で勝利を挙げた。エースの佐藤は「混戦の方がやりがいがある」と初の１６強進出へ向けて意気込んだ。