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塩谷が決勝弾!広島 昨季準VソウルからACL初勝利

[ 2014年3月19日 21:14 ]

FCソウル戦の後半、決勝ゴールを決める広島・塩谷(左)

ACL1次リーグF組 広島2―1FCソウル

(3月19日 Eスタ)
 広島はホームでACL昨季準優勝のFCソウル(韓国)と対戦。先制点を“演出”したDF塩谷が後半34分に決勝点を奪い2―1で勝利。3試合を消化し1勝1分1敗の勝ち点を4と伸ばし、前節首位だったFCソウルと同勝ち点となり、暫定ながらもグループ首位へと浮上した。
【試合結果 F組順位表】

 試合は互いに中央を固め、ゴール前で決定機が作れない状況が続くとミドルシュートの打ち合いとなる。

 前半12分にFCソウルのDFオスマールが右ポスト直撃の強烈な左足ミドルを放つと、同16分、今度は広島の日本代表MF青山の放ったミドルがクロスバーに阻まれゴールならず。広島にはその後、FW佐藤やDFパク・ヒョンジンがエリア内でシュートを打つチャンスがあったが、ソウル守備陣が体を張ったブロックでボールを枠に飛ばさせなかった。

 0―0で後半へ入ると8分、広島DF塩谷の右サイドからのフィードをエリア内でMF高萩がヘッドで中央へと折り返しFW佐藤へ。ここで佐藤が再び高萩へシュートを打ちやすいようにゴロで流すと、高萩はダイレクトで右足を振りぬき、巧みにコントロールされたボールはネットへと吸い込まれた。

 しかし同15分、ゴール前で広島DFが中途半端なクリアをしてしまうと、この浮き球に対し競り負けてしまい、後半途中から投入されたばかりのFWラファエルに右足ボレーで決められすぐさま同点とされる。

 追いつかれた広島は同26分、エースFW佐藤に代えFW石原を投入。すると同34分、DF塩谷がMF青山とのワンツーパスから相手DFの裏へと抜け出し、GKと1対1となったところで冷静にループシュートを流し込み勝ち越し点を奪う。

 1点リードとなった広島はその後の追加点のチャンスを決められなかったが、最後までゴールを守りぬき試合終了のホイッスル。今季ACL初勝利を挙げ、決勝点を決めるなど積極的なオーバーラップで好機を演出したDF塩谷がこの試合のMVPに選出された。

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2014年3月19日のニュース