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フォルラン お待たせ日本初ゴール「決めたいという気持ちだった」

[ 2014年3月18日 20:56 ]

<C大阪・ブリーラム>後半ロスタイム、フォルランは来日初ゴールを決め、手でポーズを作り喜ぶ

ACL1次リーグE組 C大阪4―0ブリーラム

(3月18日 ヤンマー)
 今季からJリーグ史上最高の年俸6億円(推定)でC大阪に加入したウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(34)が、18日に行われたアジアチャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグE組のブリーラム(タイ)戦で待望の初ゴールを決めた。

 スペインのリーガ・エスパニョーラで2度の得点王に輝き、2010年W杯南ア大会で得点王&MVPを獲得した実績はやはり伊達ではなかった。

 日本代表FW柿谷曜一朗(24)と組んで先発、フォルランは後半アディショナルタイム、ゴール左から右のサイドネットに、DFを交わしてダメ押し点を叩き込んだ。試合後フォルランは「チームに勝利が必要だった。ゴールを決められてよかった。パフォーマンスは上がってきている」と、まずは勝利を喜んだ。「とにかく決めたいという気持ちだった。チームは成長している」と、自身も待ちに待った得点であることを喜んだ。

 ホームでのゴールにサポーターも大歓声、インタビューの最後には「アリガトウ」と日本語で応えてみせた。

 サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也(25)が1月に更新したブログで「スーパーグッジョブ」「よし、フォルラン見に行こう」と興奮気味につづった大物ストライカー。法人に加え、個人でも購入可能な「オーナーズシート」は“フォルラン特需”でクラブ史上初めて完売し、来日時の空港には早朝にもかかわらず熱心なサポーターが200人も駆けつけた。その足で臨んだ入団会見では、駐ウルグアイ日本大使館員の協力を得て覚えた日本語で90秒もスピーチ。「おおきに!」と大阪弁で締めくくった大物が、ついにゴールという最高の結果を出した。

 3連覇を目指す広島と対戦した3月1日のJ1開幕戦では先発して後半36分までプレーし、両チーム最多となる5本のシュートを放ちながらノーゴールに終わり、チームも敗戦。チームの今季リーグ戦初勝利となった8日の徳島戦では後半19分から途中出場してシュート2本を放ったが、得点には結びついていなかった。15日の清水戦も不発だった。

 ▽ディエゴ・フォルラン・コラソ 1979年5月19日、ウルグアイ・モンテビデオ出身の34歳。98年にアルゼンチンのインデペンディエンテとプロ契約を交わし、02年にマンチェスターUに移籍。04年にビジャレアル、07年にAマドリード、11年にはインテル・ミラノへ移籍。12年にブラジルのインテルナシオナルに加入。ウルグアイ代表には23歳でデビューし、通算103試合出場36得点。1メートル81、75キロ。利き足は右。

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