制裁余波なし…浦和、敵地で広島撃破！興梠＆原口がゴール

＜広島・浦和＞後半ロスタイム、ドリブルで広島・ＤＦ千葉（右）をかわし、ゴールを決める浦和・ＦＷ原口

Ｊ１第３節 広島０―２浦和

（3月15日 Ｅスタ）
　８日の鳥栖戦で一部サポーターが掲げた「ＪＡＰＡＮＥＳＥ　ＯＮＬＹ」（日本人以外お断り）の横断幕が差別的だったとして、Ｊリーグから清水戦（２３日、埼スタ）を「無観客試合」とする制裁を科された浦和は敵地で広島と対戦。ＦＷ興梠、ＭＦ原口がゴールを決め、２―０で快勝した。広島は今季リーグ戦初黒星。

　序盤からボールを支配しながら、なかなか決定機を作れた浦和は前半４２分、右ＣＫのクリアボールを拾ったＭＦ平川が柏木とのパス交換後に右サイドからクロス。これをニアのＦＷ興梠が頭で合わせて先制。後半はＧＫ西川を中心にした守備で広島に得点を与えず、終了間際にＭＦ原口が右サイドから豪快なシュートを決めた。

　浦和は処分を受け、リーグ戦、カップ戦ともホーム、アウェーを問わず、浦和サポーター全員に対し、横断幕類の掲出を禁止を打ち出しており、この日の広島戦には２５人以上の社員を派遣し、監視に当たる異例の状況となったが、プレーにはまったく影響を感じさせなかった。リーグ戦での対広島は４連勝となった。