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若手でW杯切符だ!なでしこ 5月アジア杯の海外組招集に黄信号

[ 2014年3月15日 05:30 ]

アルガルベ杯を終え帰国した佐々木監督

 なでしこジャパンがW杯予選に主力の海外組を招集できない可能性が出てきた。

 5月にベトナムで開催されるアジア杯は15年W杯カナダ大会アジア予選も兼ねているが、国際Aマッチデーに設定されていないため、日本協会に選手の拘束力がないことが判明。準優勝したアルガルベ杯(ポルトガル)から14日に成田空港着の航空機で帰国した佐々木監督は「海外組の各クラブにお願いしている。現時点ではグレー」と先行きが不透明な状況を明かした。アルガルベ杯メンバーは負傷離脱した鮫島も含め11人が海外組。全員が招集できないとなれば大きな痛手だ。

 ただ、世代交代を進める機会にもなり得る。指揮官は国内組で臨む場合を想定し「(U―23代表が出場した)ラ・マンガ(国際大会)の選手も登用する」と話した。ラ・マンガ国際大会で活躍したFW田中美南(19=日テレ)やFW吉良知夏(22=浦和)らにとっては絶好のチャンス。アジア杯では出場8カ国のうち上位5カ国がW杯切符を得る。若手が澤や宮間ら主軸とともに真剣勝負を戦うことで経験を積むことができるため、戦力の底上げも期待できそうだ。

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2014年3月15日のニュース