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浦和に厳罰!差別的横断幕の制裁は「けん責」と「無観客試合」 

[ 2014年3月13日 13:11 ]

会見で厳しい表情を見せる村井チェアマン

 Jリーグの村井満チェアマン(54)は13日、都内のJFAハウスで会見し、8日の鳥栖戦で浦和の一部サポーターが掲げた「JAPANESE ONLY」(日本人以外お断り)の横断幕が差別的だったとして、浦和に対し「けん責」と「無観客試合の開催」という制裁を下すことを発表した。無観客試合の対象は、23日の清水戦(埼玉スタジアム)。リーグによる処分はこれまで制裁金やけん責にとどまっており、史上初の厳罰となる。

 処分の理由は、不適切な内容の横断幕が掲出されたにも関わらず、試合終了まで撤去できなかったこと。掲出意図にかかわらず、横断幕の記載内容が差別的内容と判断できること――など。浦和は2010年にもサポーターが今回と類似したトラブルを起こし制裁を受けるなど、サポータートラブルで再三の制裁を科されていることから責任は重大として厳しい処分となった。

 国際サッカー連盟(FIFA)は昨年5月の総会で「反人種差別・差別に関する戦い」に関して決議し、加盟各国協会にガイドラインを提示し、適切な処分を求めている。

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2014年3月13日のニュース