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浦和 横断幕掲出で再度報告、当事者から聴取 厳しい姿勢打ち出す

[ 2014年3月9日 20:47 ]

J1第2節 浦和0―1鳥栖

(3月8日 埼玉)
 J1浦和は、8日にホームの埼玉スタジアムで行われた鳥栖戦で差別的な意味にも取れる「JAPANESE ONLY」の横断幕が掲出されたことなどについて、「サガン鳥栖戦での出来事について(第2報) 」と題して9日に公式サイトで見解を掲載した。

 8日夜には「差別的発言・行為は断じて許されるものではないと考えています」「事実確認のうえ適切な対応に取り組んで参ります」としていたが、改めて詳細な経緯を明かした。浦和―鳥栖戦は午後4時キックオフ。午後5時頃に「JAPANESE ONLY」という横断幕が掲出されているという報告がクラブ側に入り、5時9分に撤去するように指示。この時点では試合中だったため、終了後の6時4分に強制的に撤去したという。

 横断幕の掲出開始時間は調査中で、「横断幕を掲出した当事者から聴取を行っており、あらためてその報告もさせていただきます」と伝え、今後も差別的で不適切な横断幕などが掲出された場合、撤去を行うことを宣言した。また、差別的な発言が聞こえたという報告も受けていることから、今後事実確認を行うという。

 「(差別的発言の禁止など重点禁止6項目の遵守を呼びかける)『SPORTS FOR PEACE!』プロジェクトの強化を行って参りましたが、ホーム開幕戦でこのような事案を起こしてしまったことは誠に遺憾であり、日ごろ浦和レッズを愛し、サポートしてくださっている皆様に、深くお詫び申し上げます」と陳謝。さらに「差別的な発言・行為は断じて許されるものではありません」「クラブとしましては、今回の事案を極めて深刻に受け止め、差別的な発言などに関する対策をより強化していきます。次回のホームゲームまでに具体的な対策を実施いたしますので、あらためてお知らせいたします」と差別的な発言に対し厳しい姿勢で臨むことを誓った。

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2014年3月9日のニュース