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開幕トラブルの千葉、山中のスーパーゴールで岡山下し、今季初勝利

[ 2014年3月9日 19:00 ]

J2第2節 千葉1―0岡山

(3月9日 フクアリ)
 黒星発進で開幕から早くもサポーターが居残り抗議を行うなどトラブルスタートとなったJ2千葉が開幕戦に続くホーム戦で岡山に1―0で辛勝し、今季初勝利を挙げた。

 チームの頭上に漂う暗雲を取り払ったのは、J1柏から期限付き移籍で今季加入したMF山中亮輔(20)だった。0―0で迎えた後半34分、利き足の左足を思い切って振り抜いたロングシュートがゴールネットに突き刺さった。

 自身のプロ初ゴールがチームを救う決勝点となった山中は、「前節すごく悔しい思いをして今節に懸ける思いは強かった。シュートは打たなきゃ入らないと思っていたので、シュートを打って良かった。皆の気持ちが乗り移ったゴールだと思います」と表情を崩さずにコメント。「サポーターの応援がなければここまでできなかった。きょうは勝てて良かったです」と振り返ると、「ここからどんどん勝って、絶対にJ1に昇格するんで、応援してください!」と絶叫すると、サポーターも大きな声援で山中に応えた。

 千葉は、3月2日の開幕戦ではホームで栃木に0―2と敗れ、試合後には鈴木淳監督(52)へ説明を求める約200人のサポーターがスタジアムに居残り、選手を乗せたバスを数人が取り囲んで出発を遅らせるなどトラブルが勃発。2時間半後には何とか終結したものの、4日には島田亮社長(47)の名前で敗戦を謝罪しつつ「バスを止めるという行為は二度とあってはならないことです」とする声明文がクラブの公式サイトに掲載されるなど開幕直後から異例の事態に発展していた。

 なお、これで開幕から2連敗の勝ち点0は東京V、讃岐、北九州の3チームとなった。

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2014年3月9日のニュース