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横浜 斎藤の決勝弾で開幕連勝 清水は“天敵”克服できず

[ 2014年3月8日 17:07 ]

<清水・横浜>前半13分、横浜・斎藤が先制ゴールを決める(4)(下は清水平岡)

J1第2節 横浜1―0清水

(3月8日 アイスタ)
 前節、アウェーで名古屋に逆転勝利を収めた清水は、ここ3年間勝てておらず、昨季も同じくホーム開幕戦となった第2節で0―5と大敗した横浜と対戦した。

 先制点を奪ったのはアウェーの横浜。前半13分、ロングボールに抜け出した日本代表MF斎藤学(23)が、相手DFのモタつく間にペナルティエリア内へ進入。GKとの一対一を確実に沈めて今季初ゴールを挙げた。

 24分には、斎藤の仕掛けからペナルティアーク付近でFKを獲得。過去6年間所属した古巣を相手に、開幕戦でもゴールを決めた新加入のMF藤本淳吾(29)が狙うも枠を捉えられず。

 ホームの清水も攻勢に回ろうとするが、相手の激しいプレスに捕まり、起点を作ることができず、なかなかアタッキングサードまで運べない苦しい展開。前半は最終ライン4枚でエリア内を塞ぐ固い守備を軸に、カウンターからチャンスを作った横浜のペースで試合が進んだ。

 清水は後半開始早々に選手を交代。好守のバランスを整え直し、反撃の機会を窺う。しかし、横浜のファウルが重なり、試合が荒れ始めたところで清水に退場者。一人少ない状況で1点を追いかける厳しい展開のまま、試合は終盤へ。

 何とか追いつきたい清水は、最前線で待つ長身コンビを生かすため、ロングボールやセットプレーから好機を見出そうと試みる。アディショナルタイムには新背番号「10」のMF大前元紀(24)が、こぼれ球に反応し何度も決定機を迎えるものの、最後までゴールを決めることは出来ず。0―1でアウェーの横浜が辛勝した。

 開幕から2連勝の横浜は次節、ホームで昇格組の徳島と対戦。負けた清水はアウェーでC大阪と対戦する。

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2014年3月8日のニュース