香川　カズとの約束果たしたＰＫ弾「いい形でマンチェスターに帰れる」

＜日本・ニュージランド＞前半７分、香川はＰＫを決めガッツポーズ

国際親善試合　キリン・チャレンジカップ 日本４―２ニュージーランド

（3月5日 国立）
　香川は前半７分に自ら倒されて得たＰＫを右足できっちり決め、クラブも含め公式戦１７６日ぶりの得点。ジャンプしながら拳を突き上げ、「ＰＫであれ、うれしかった。ゴールはゴールなので、決められたことが何より良かった」と喜んだ。

　約束を果たした。試合前、親交の深い三浦知良（Ｊ２横浜ＦＣ）とメールを交わし「点を取ります」と宣言した。スタンドに駆けつけたカズの前で有言実行弾を決めた。

　ニュージーランドは昨年１１月のＷ杯大陸間プレーオフでメキシコに２戦９失点を喫した格下。香川は「何本か良いパスを通せたけど、Ｗ杯を想定した相手では何本通ったか分からない。もっと強い相手とやりたかった。後半、体力が落ちたことも課題」と反省した上で「これで、いい形でマンチェスターに帰れる」と続けた。Ｗ杯開幕まで残り９８日。背番号１０が“最後の国立”で復調のきっかけをつかんだ。