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香川「うれしかった」176日ぶり弾!PK得て本田に直訴「蹴らせて」

[ 2014年3月6日 05:30 ]

<日本・ニュージーランド>前半7分、自ら得たPKをきっちり決め、ガッツポーズの香川

国際親善試合 キリン・チャレンジカップ 日本4―2ニュージーランド

(3月5日 国立)
 鬼気迫る表情で香川が本田に視線を向けた。前半7分に自ら倒されて得たPKのチャンス。本来のキッカーである背番号4に「蹴らせてほしい」と頼み込んだ。本田から「俺は察した」と譲り受けると、右足で左隅に流し込んだ。国際Aマッチ17点目で初のPK弾は昨年9月10日のガーナ戦以来、代表では5試合ぶり、クラブも含め公式戦176日ぶりの一撃。ジャンプしながら拳を突き上げ「PKであれ、うれしかった。ゴールはゴールなので、決められたことが何より良かった。(PK獲得のドリブルは)一瞬の判断とイマジネーションがかみ合った」と喜んだ。

 所属するマンUでは激しい定位置争いに苦しみ、出場機会が激減。公式戦の先発は1月22日のサンダーランド戦以来、遠ざかっていた。試合勘の低下が懸念されたが、前半4分には浮き球のパスで岡崎の先制点をアシスト。前半17分の岡崎の4点目にも絡み、周囲の不安を一蹴した。

 雑音を封じるためにも結果が欲しかった。香川は現在「キリン 澄みきり」のCMに出演中。周囲の期待とは裏腹に自分に自信が持てないという設定は、マンUで苦悩する現実と重なる。キリン関係者によると、撮影は昨年で香川の不振は予想外だったというが、ネット上では「痛々しい」「なぜ断らない」など批判的な書き込みが殺到。CMは最終的に得点して自信を回復するストーリーで、ピッチでもCM同様の活躍を見せた。

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