なでしこ佐々木監督「今はムリムリ」　米国戦ドローは“御の字”

＜日本―米国＞後半、厳しい表情で選手に指示を出す佐々木監督

アルガルベ杯 日本１―１米国

（3月5日 ポルトガル）
　なでしこジャパンの佐々木監督は、１２年ロンドン五輪の覇者・米国とのドローに選手をねぎらった。

　終盤、ＭＦ宮間のＦＫで追いつく展開にも「今は（勝つのは）ムリムリ。試合期じゃないのできょうは負けないで頑張れと。シンプルなミスが多いのはゲーム感がもどってないから。これからです」と“御の字”を強調した。

　日本はこれが１４年初戦。いきなりロンドン五輪の覇者・米国との試合で、指揮官もある程度の苦戦は覚悟していたのだろう。

　この日、起用した２３歳のＧＫ山根がキックの際にＦＷルルーに飛び込まれ、跳ね返りで先制を許すミスも「山根はよくやりましたよ。ちょっとしたアクシデントはあったけど」と愛情あふれる言葉でフォローしていた。