松村ロスタイム弾!神戸 J1復帰初戦は手応えドロー

[ 2014年3月3日 05:30 ]

<川崎F・神戸>後半ロスタイムに、起死回生の同点ゴールを決めた神戸・松村(左)とマルキーニョスが抱き合う

J1第1節 神戸2―2川崎F

(3月2日 等々力)
 J1第1節はリーグ戦残り2試合があり、2季ぶりにJ1へ復帰した神戸はアウェーで川崎と対戦し、後半46分にFW松村亮(19)がJ1初得点となる同点弾をたたきこみ、貴重な勝ち点1を獲得した。トップ下に入ったMF森岡亮太(22)も2得点に絡むなど、期待の若手が開幕戦から結果を出し、初タイトルへと希望を抱かせた。昨年の最終節で優勝を逃した横浜はホームで大宮に完勝した。
【試合結果 順位表】

 生まれ変わった神戸を象徴する同点弾だった。1点を追いかけ後半ロスタイムに突入した直後だ。森岡との2度のワンツー交換でDF裏に抜け出した松村は巧みなトラップから右足を振り抜きネットにたたき込んだ。

 「これはデカイ。素直にうれしいです」。小柄なFWはJ1初得点に初々しい笑みを見せた。

 笑顔はさわやかでもプレーは強気だ。後半28分に途中交代でピッチに入ると、得意のドリブル突破を仕掛け相手DFを押し込む。ジャブのように放った強引な仕掛けが最後のクリーンヒットにつながった。

 神戸U―18出身のクラブ期待の若手は高校3年時からJ1に出場しながらも、昨季は守備面の課題を指摘されるなど不本意なルーキーイヤーを過ごした。今季は引退した吉田孝行氏(現アンバサダー)の背番号17を背負う。13番と並ぶクラブの顔的な番号。「亮につけてほしい」と直々に後継者に指名された19歳が燃えないはずがなかった。

 リオ五輪出場も視野に入れる。2月3日に鹿児島で栃木と練習試合をした際、視察の手倉森U―21監督に自ら握手を求めた。面識はない。名前を覚えてもらうためのアピールだった。「チームで結果を残せば必然的に選ばれると思っている。ステップアップしてつなげたい」と継続的な活躍を誓った。

 同点弾アシストの森岡も潜在能力の開花を予感させた。トップ下で積極的にボールにからみ強化された前線を操作。前半18分の先制点の場面では強烈なシュートを放ち、GKが弾いたボールにつめたシンプリシオのゴールを演出した。

 さらに先発した新加入6人もそれぞれ持ち味を発揮し新たな魅力を加えた。本気で初タイトルを狙う今季。その開幕戦で大きな可能性を見せつけた。

 ▽松村 亮(まつむら・りょう)1994年(平6)6月15日、京都府宇治市出身の19歳。神戸U―18所属時の12年に2種登録され、5月16日のナビスコ杯・清水戦でデビューしプロ初得点も記録した。神戸のメッシと自称するも利き足は本家と逆の右足。昨季までの成績はJ1リーグ戦で1試合無得点。J2で9試合1得点。1メートル68、58キロ。

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