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横浜の新戦力2人がゴール 伊藤「これでマリノスの一員に」

[ 2014年3月2日 15:02 ]

<横浜・大宮>後半42分、横浜・伊藤はミドルシュートでゴールを決め大喜び

J1第1節 横浜2―0大宮

(3月2日 日産ス)
 あいさつ代わりの一発だった。今季、横浜に新加入した2人がホームでの開幕戦でゴールを決めた。

 まずは名古屋から移籍したMF藤本淳吾(29)だ。前半17分、中央ドリブルで切り込んだMF斎藤からのこぼれ球を左足でシュート。インサイドで絶妙なタッチで蹴られたボールは、GKの頭を越えてゴールネットを揺らした。

 「Jリーグは開幕戦ですけど、その前の2試合でサポーターにふがいない戦いを見せてしまったので、一からやり直そうとみんなでミーティングもしてきたし、その成果が出たのかな、と。勝ててよかった」と藤本。

 神奈川県出身で小学生時代から横浜の下部組織でプレーしていたが、高校卒業時には横浜入団がかなわず、筑波大、清水、名古屋を経ての“古巣”復帰。「これがスタート。これから頑張る」と表情を引き締めた。

 一方、1トップで起用されたFW伊藤翔(25)は清水からの移籍。再三のチャンスにゴールを決めきれなかったが、後半42分、豪快なミドルでシュートで勝負を決定づける貴重な追加点。「点を取るのがFWの仕事なので、決められてよかった。これでようやくマリノスの一員になれた気がします」と振り返った。

 昨年はわずか勝ち点1差で優勝を逃した。王者奪回を使命を背負って横浜に加わった新戦力2人が力強く第1歩を踏み出した。

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