貫いたサンフレ愛 GK林 西川との比較は「意識していない」

[ 2014年3月1日 08:29 ]

2月22日の富士ゼロックススーパー杯では完封に貢献したGK林

14年J1注目株 広島 GK林卓人

 3連覇とACL制覇を狙う今季、広島は新戦力9人の大型補強を敢行した。中でもキーマンとなるのが、浦和に移籍した日本代表GK西川同様の働きを期待され、10年ぶりに古巣復帰したGK林卓人(31)だ。

 01年に広島に入団したものの、在籍4シーズンでリーグ戦出場はわずか2試合。05年には、サンフレッチェ愛を持ちながら成長を誓い、J2札幌への移籍を決めた。出場機会を求めつつ、将来的に愛着あるクラブで再びプレーすることを願い期限付き移籍を希望。それでも、クラブ側が出した結論は完全移籍だった。

 「悩みましたけど、他で活躍すれば広島の目に留まって、もう一回戻ってこられると思いながらプレーしてきました」

 その思いは昨年12月半ばに実現した。古巣からのオファー。「大好きなサンフレッチェに帰りたいと思っていたし、うれしい。勝利に貢献したい」。成長した姿を見せることでの恩返しを誓った。

 西川との比較については「意識していない。必死でプレーすれば、目の肥えている広島のサポーターにも認めてもらえると思う」と受け流す。キャンプではチーム練習後も黙々とシュートストップに取り組んだ。ビルドアップも求められるチームだけに、DF陣との話し合いを重ねて連係を深めてきた。2月22日の富士ゼロックススーパー杯では安定したセービングで完封に貢献。早くもサポーターの心をつかんだ。

 大きな目標がある。昨季の広島はリーグ最少の29失点。今季も最少を狙いながら、照準はさらに高く設定した。それは自らが仙台で11年に記録した25失点以下に抑えること。シュートストップに優れ、ハイボールにも強い新守護神が“有言実行”の活躍を見せれば、3連覇はグッと近づくはずだ。

 ◇林 卓人(はやし・たくと)1982年(昭57)8月9日、大阪府出身の31歳。金光大阪から01年に広島に入団。05年に札幌に移籍し、07年からは仙台で守護神として活躍。U―20、21、22、23代表に名を連ね、12年12月には日本代表にも初選出された。1メートル88、87キロ。利き足は右。

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