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C・ロナウド“憂さ晴らし”2発!CL初の3季連続2桁得点

[ 2014年2月28日 05:30 ]

シャルケ戦でゴールを決め、雄叫びをあげるRマドリードのC・ロナウド

 欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦は2試合が26日に行われ、12季ぶり10度目の優勝を狙うレアル・マドリードは敵地でシャルケに6―1で先勝。13年の男子最優秀選手「FIFAバロンドール」に輝いたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(29)が2ゴールを挙げるなど4点に絡む活躍を見せた。右太腿肉離れで離脱しているシャルケのDF内田篤人(25)は欠場。2季ぶりの頂点を目指すチェルシーは敵地でガラタサライと1―1で引き分けた。第2戦は3月18日に行われる。

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 オレンジのユニホームを着た「白い巨人」が敵地で圧倒的な力を見せつけた。3トップのフランス代表ベンゼマ、ウェールズ代表ベイル、ポルトガル代表C・ロナウドが2点ずつを挙げて大勝。アンチェロッティ監督は「完璧な試合だった。全てに満足している。ウチのFWトリオは相当危険な存在だ」と絶賛した。

 中でもC・ロナウドは世界最優秀選手にふさわしい力を示した。前半13分にヒールパスでベンゼマの先制点の起点となると、2―0の後半7分に得意のシザーズ(またぎフェイント)から左足でゴール。5分後にポストプレーからベンゼマの2点目を演出し、5―0の後半44分には速攻からダメ押し点を決めた。「僕たち前線の3人は得点に限らず、うまくやった」と満足げに自賛した。

 最高の“憂さ晴らし”だった。「個人的にはプレーできず、フラストレーションがたまっていた」とC・ロナウド。2日の国内リーグ・ビルバオ戦で相手選手の顔を叩いて一発退場。「重すぎると思う」という3試合の出場停止処分を受け、公式戦出場は11日のスペイン国王杯・Aマドリード戦以来15日ぶりだった。その不満をこの試合にぶつけた。今季の大会得点を11に伸ばし、ランク首位に再浮上。3季連続の2桁得点は前身の欧州チャンピオンズ杯を含め大会初の快挙となった。

 エースの活躍で“鬼門”を突破した。Rマドリードはドイツでの欧州カップ戦は過去25戦でわずか1勝だったが、苦手な敵地で先勝して4季連続の8強進出をほぼ手中にした。昨年10月から公式戦27試合連続不敗と絶好調で、前節には国内リーグで首位浮上。C・ロナウドは「次はダービーで勝つ」と3月2日に3位Aマドリードを迎え撃つ伝統のマドリード・ダービーに照準を合わせた。

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