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マンU香川「地道にやっていきたい」 エースFWはチームメート批判

[ 2014年2月26日 13:50 ]

<マンチェスターU0―2オリンピアコス>公式戦約1カ月ぶりの出場も見せ場を作れなかったの香川真司

欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦 マンチェスター・ユナイテッド0―2オリンピアコス

(2月25日 ピレウス)
 マンチェスター・ユナイテッドの香川は公式戦約1カ月ぶりの出番だったが、ほとんど仕事ができずに「いいリズムを取り戻したいという思いで入ったが、想像以上に難しかった」と疲れた表情に無念さがにじんだ。

 2点リードされた後半15分から出場したが、相手の厳しいプレスに苦しんでいた味方から初めてパスを受けるまでに約8分も要した。モイーズ監督から「どんどんボールを受けろ」とボール支配率を高める指示だったが、終始ロングボールが頭上を行き来していて、投入の意図に疑問が残った。

 選手全員に焦りのプレーが目立ち、前がかりになって前線のスペースが埋まる状況に、エースFWファンペルシーが「スペースがない。味方が自分のゾーンでプレーしている」とチームメートを批判。指揮官は「最悪のパフォーマンスだった。今日のプレーでは何にも値しない」と落胆を口にしたが、メディアの監督批判は増すばかり。

 香川自身は「パスを受ければ、必ず好機をつくれる自信があった」と語った通り、スルーパスや反転してのドリブル突破など、他の選手にない持ち味は出した。しかし、その機会自体が少な過ぎた。切れそうな気持ちをつなぎ留めるかのように「毎日毎日やるしかないし、急激に変わることはない。地道にやっていきたい」と言葉をつないだ。

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2014年2月26日のニュース