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天国の“お母さん”にささげた勝利…寿人も野津田もお世話になった

[ 2014年2月23日 05:30 ]

喪章を掲げる広島イレブン

富士ゼロックス・スーパー杯 広島2―0横浜

(2月22日 国立)
 天国で見守ってくれている“お母さん”へささげる得点、勝利だった。10日、クラブスタッフの沢山文枝さんがくも膜下出血のため62歳で死去。前半6分、MF野津田が先制点を奪うと全員が左肩に着けていた喪章を天に掲げた。

 沢山さんは主に寮に暮らす若手選手の身の回りの世話などに従事。FW佐藤は「自分がここに来て10年。いろいろなサポートをしてくれ、クラブを支えてくれた」と沈痛な表情を浮かべ、MF野津田も「とにかく優しかった。いろいろなことを教えていただいたし、お母さん的な存在だった。自分がゴールを決めてささげられて…」と言葉に詰まった。宮崎キャンプ中に亡くなったため、沢山さんと最後のお別れはできなかったが、選手たちの思いは沢山さんにも届いたはずだ。

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2014年2月23日のニュース