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野津田だ!浅野だ!広島が19歳コンビのゴール競演でゼロックス杯制す

[ 2014年2月22日 15:26 ]

前半6分、広島・野津田(中央)はゴールを決め大喜び

富士ゼロックス・スーパー杯 広島2―0横浜

(2月22日 国立)
 シーズン到来を告げる富士ゼロックス・スーパー杯が22日、国立競技場で行われ、昨季Jリーグ王者の広島が天皇杯覇者の横浜を2―0で破り、今季初タイトルを獲得した。

 今年元日の天皇杯決勝と同一カードとなる1戦。先手を取ったのは、その決勝で敗れた広島だった。3―6―1システムの広島は、1トップにエースの元日本代表FW佐藤が入り、仙台から10年ぶりに復帰したGK林と昨季は徳島のJ1昇格に貢献した元日本代表MF柴崎がボランチで先発。昨季31試合に出場し、日本代表デビューも果たしたMF高萩が太もも裏に違和感を訴えてベンチスタートとなり、代わりにシャドーの一角には広島ユースから昇格2年目の19歳MF野津田が入った。

 その“代役”野津田がいきなり結果を出した。前半6分、MF石原がドリブル突破し、右サイドから中央にパス。そのボールをニアサイドで受けた佐藤が後方に流すと、野津田が押し込んで先制ゴールをもぎ取った。そして、後半14分、森保監督はエースの佐藤に代えて19歳FW浅野を早くも投入。6分後の21分、縦パスに反応した浅野が右足でゴールを決めた。パスを出したのは野津田で、2016年リオデジャネイロ五輪世代の19歳コンビが試合を決めた。

 横浜は4―2―3―1システムで、1トップにはFW端戸が入り、トップ下には昨季JリーグMVPのMF中村、左MFには日本代表MF斎藤、右MFには名古屋から移籍加入した元日本代表MF藤本を配置する布陣でスタート。中村、藤本のレフティーコンビのセットプレーなどで決定的な場面を何度も作ったが、最後までゴールを割ることはできなかった。

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2014年2月22日のニュース