伊藤翔 思い描いた“25歳の自分”へ…W杯代表あきらめない

[ 2014年2月22日 08:23 ]

ミニゲームでボールを競り合うFW伊藤翔(手前)とMF佐藤優平

14年J1注目株 横浜 FW伊藤翔

 今季清水から移籍加入した横浜FW伊藤翔(25)が、昨季あと一歩で逃したリーグ制覇への力となる。「目標は2桁得点。そのためにも、チーム内の競争に勝たないと」と表情を引き締める。昨季チーム得点王(16得点)のマルキーニョスが去り、得点力の低下が心配されるクラブの期待を背負う。

 オフには鳥栖もオファーを出し、甲府と大宮も獲得に興味を示した。清水も契約延長を提示したが、伊藤は横浜を選択した。「自分が生きるサッカーだと思った。大きなクラブに行くのはステップアップだとも思ったし、高校の時も誘いを受けていたので」と明かした。武器はDFラインの裏に抜ける動き。中村主将はもちろん、藤本ら好パサーが2列目に名を連ねており「スルーパスから一発狙えれば」と得点のイメージを描く。

 愛知・中京大中京高3年の06年にアーセナルのトライアルに参加し、ベンゲル監督から元フランス代表FWを引き合いに評価され“和製アンリ”として注目を集めた。高校卒業後はフランス2部グルノーブルに入団。高校生が直接海外クラブに入団するのはJ発足以来、初めてのことだった。

 プロで7年が経過し、当時思い描いていた“25歳の自分”とはかけ離れた今がある。「W杯に出たいと思っていた。21歳の時、南アフリカ大会があったが出られていない。でも、自分が招いた結果」。フランスでは4季プレーしたがリーグ出場5試合で無得点に終わり、代表に絡むことなく現在に至っている。ただ、今夏のブラジル大会も諦めたわけではない。「滑り込めたらラッキーですね」。まずはチームのために。その先には代表の舞台を見据えている。

 ◇伊藤翔(いとう・しょう)1988年(昭63)7月24日、愛知県春日井市生まれの25歳。中京大中京高から07年にフランス2部グルノーブルに入団。10年から清水。昨季は25試合6得点。U―19、20日本代表。1メートル84、76キロ。

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